米消費者物価、12月はコア指数の伸び小幅鈍化-インフレ抑制続く
Chris Middleton
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2020年12月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが前月から鈍化した。労働市場のスラック(たるみ)や需要の低迷を背景に、インフレ圧力が抑制された状況が続いた。
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今回の統計はインフレが引き続き米金融当局の目標を大きく下回っていることを示す。また、新型コロナウイルス感染が再拡大する中、景気がなお十分な勢いを得ていないことを反映している。
2020年通年ではCPIは1.4%上昇と、15年以来の低い伸び。コア指数は1.6%上昇で、14年以来の小幅な伸びとなった。
12月はガソリン価格が8.4%上昇し、6月以来の高い伸び。食品価格は0.4%上昇と、こちらも6月以来の大幅な伸び。前月は0.1%低下していた。
衣料品の価格は1.4%上昇で、同じく6月以来の大幅な伸び。中古車の価格は3カ月連続で低下したものの、前年同月比では10%上昇した。
別の統計によると、インフレ調整後の実質平均時給は前年比3.7%上昇し、6月以来の高い伸びを示した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Core Consumer-Price Gauge Cooled Slightly From Prior Month(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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