ラガルド総裁、ECBは7月利上げの公算大-0.5ポイントには否定的
Cagan Koc
Christine Lagarde, president of the European Central Bank (ECB), left, waves while arriving to the International Monetary Fund (IMF) headquarters during the spring meetings of the IMF and World Bank Group in Washington, D.C., U.S., on Wednesday, April 20, 2022.
Photographer: Al Drago/Bloomberg欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はオランダのテレビとのインタビューで、ECBの10年余りで初の利上げが7月に実施される可能性があると述べる一方、景気拡大への懸念がある中で0.5ポイント利上げには否定的な見解を示した。
同総裁は7-9月初めに資産購入を終了した後で「われわれはその後ある時点で利上げを行い、それは数週間後かもしれない」と語った。
インフレ懸念の中でECBの政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は今週、データ悪化が明らかになれば7月の会合で0.5ポイント利上げが正当化されるかもしれないとの考えを表明した。
ラガルド総裁は0.5ポイント利上げに関しては「現時点で何か言えることではない」と述べ、クノット総裁と「同じ方向の旅」を共有しているとしながらも、経済成長をリスクにさらしてはいけないと発言した。
原題:
Lagarde Signals That July Is Likely Liftoff Date for ECB Rates(抜粋)
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