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米消費者信頼感指数、5月は3カ月ぶり低水準-インフレが重し

更新日時
Consumer figures suggest that high inflation is weighing on household sentiment.
Consumer figures suggest that high inflation is weighing on household sentiment. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米民間調査機関のコンファレンスボードが発表した5月の米消費者信頼感指数は、2月以来の低水準となった。数十年ぶりの高インフレが消費者の景気認識に与えている影響を浮き彫りにした。

キーポイント
  • 消費者信頼感指数は106.4に低下
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は103.6
    • 前月は108.6(速報値107.3)に上方修正
US consumer confidence dropped to a three-month low in May
消費者信頼感指数の推移
出所:コンファレンスボード

  最新の統計は、食料品やエネルギーといった項目で目立つインフレの高止まりが消費者マインドへの重しとなり、家計を圧迫している様子を示唆した。こうした状況下で貯金の取り崩しや、消費支出を支えるためのクレジットカードの利用拡大を余儀なくされるケースが増えている。

  消費者の1年先のインフレ期待は7.4%と高水準にとどまった。自動車や住宅、家電製品の全てについては、購入計画があるとの回答比率がいずれも低下した。

  コンファレンスボードの景気指数担当シニアディレクター、リン・フランコ氏は「消費者はなおもインフレを最も憂慮しており、5月のインフレ期待は4月の高い水準からほとんど変化がなかった」と発表文で指摘。「今後に関しては、物価高騰と追加利上げが引き続き年内の個人消費への下方リスクになると予想するべきだ」と記した。

  現況指数は149.6に低下し、労働市場に対する見方の後退を示唆した。今後6カ月の見通しを反映する期待指数は77.5に低下した。

  雇用が「十分にある」との回答比率は51.8%に低下し、仕事が見つけにくいとの回答比率は上昇した。それでも、今後6カ月の労働市場見通しは総じて楽観的な水準にとどまった。

  • 統計表

原題:US Consumer Confidence Drops to Three-Month Low on Inflation(抜粋)

(統計の詳細を追加します)
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