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米連邦最高裁、温暖化ガス排出巡る環境保護局の規制権限を制限

  • 石炭業界や共和党支持者が多い州の主張に沿った判断
  • バイデン大統領が掲げる気候変動対策のアジェンダ推進に打撃
RF climate carbon emissions pollution HP
Photographer: tatisol/iStockphoto

米連邦最高裁は発電所の温暖化ガス排出に関して、環境保護局(EPA)が規制する権限を制限する判断を下した。石炭業界や共和党支持者の多い州の主張に沿った判断となり、バイデン大統領が掲げる気候変動対策のアジェンダ推進に打撃となる。

  6対3での今回の判断により、EPAがオバマ大統領時代に導入を試みたような広範な温暖化ガス排出削減措置を講じるのが困難になるとみられる。

  多数派の判事らはEPAに関して、発電所の排出については規制が可能だとしつつ、発電をめぐり化石燃料を使用する発電所からよりクリーンな燃料に移行させるための規制を行う権限はないと指摘。最高裁のロバーツ長官は、政府機関にそれだけの権限を与えるためには議会がより明確な法制度を整える必要があると説明した。

原題:Supreme Court Curbs EPA’s Climate Authority in Blow to Biden (3)(抜粋)

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