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バイデン氏、6月CPIは「古い」情報-ガソリンの値下がり指摘

更新日時
  • 6月の米CPIは前年同月比9.1%上昇-予想上回る伸び
  • 最近のガソリン価格下落を完全には反映していない-大統領
US President Joe Biden.

US President Joe Biden.

Photographer: Kobi Wolf/Bloomberg

バイデン米大統領は、予想を上回る伸びとなった6月の消費者物価指数(CPI)統計について、「古い」情報だと指摘。このところ米国でガソリン価格が下落していることを理由に挙げた。

  CPI統計発表から約1時間後にバイデン氏は声明を発表。6月のインフレ率について「容認し難いほど高い」としつつも、「きょうのデータは、ここ30日近くにわたるガソリン値下がりの影響を完全には反映していない。ガソリンスタンドでの価格は6月半ば以降、約40セント下がっている」と述べた。

  その上で、「こうしたガソリンの値下がりで、米国の家計には一息つく余裕が生まれている」と語った。

米CPI、前年同月比9.1%上昇に加速-FRBへの圧力強まる (3)

  全米のガソリン平均小売価格は6月、初めてガロン当たり5ドルを突破。ただその後は、数週間にわたって下落が続いている。前月比ベースでは、エネルギー価格の大幅上昇がCPI全体の伸びの半分近くを占めた。ガソリン価格は前月比11.2%上昇。前年同月比では60%上昇と、1980年3月以来の大幅な伸び率となった。

米ガソリン平均小売価格、初のガロン5ドル超-インフレの新たな印

US gasoline prices at the pump are falling from a high in June
ガソリンスタンドでの価格推移
出所:ブルームバーグ

  7月の全米ガソリン平均価格は6月の平均と比較して12%下がっているが、前年比ではなお47%超の上昇だ。

  今回の声明でバイデン大統領は、食品とエネルギーを除いたコアインフレが鈍化しつつある可能性にも言及した。

  バイデン氏は「重要なこととして、今回の統計では前年比での『コアインフレ率』が3カ月連続で低下したことが挙げられる。前年比でのコアインフレ率が6%を下回ったのは今年になって初めてのことだ」と述べた。

  ただ6月のコアCPIは前月比では0.7%上昇と、1年ぶりの大幅な伸びだった。

原題:Biden Calls Shock Inflation Report ‘Out of Date’ Over Gas (1)(抜粋)

(第3段落以降に大統領の発言や背景を追加し、更新します)
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