NBAスター選手、サステナブル企業に投資するETFの名称に
Claire Ballentineかつて50の銀行口座で現金を保有していた米プロバスケットボールNBAのスーパースターは今、上場投資信託(ETF)の世界に関わっている。
ミルウォーキー・バックス(ウィスコンシン州ミルウォーキー)のフォワード、ヤニス・アデトクンボ選手はサステナブル企業に投資するETFに関し、イリノイ州を本拠とするカラモス・アドバイザーズと連携している。
新たに設定された「カラモス・アデトクンボ・サステナブル株式ファンド」を通じ、投資家はカラモスのESG(環境、社会、企業統治)基準に準拠する企業に投資する。届け出によると、同ファンドは動物実験、賭博、原子力エネルギー、アルコールなどの事業に関連する銘柄は除外する。
アデトクンボ選手が同ファンドにシードマネーを投じたかどうかについて、カラモスは開示することを控えた。
「カラモス・インベストメンツとヤニス・アデトクンボ選手の共通の価値観が、素晴らしいパートナーシップの土台を築く」と、カラモスの担当者は声明で述べた。
「ギリシャの怪物」として知られ、最優秀選手(MVP)に2度選出されたアデトクンボ選手は、アベニュー・キャピタル・グループの創業者マーク・ラスリー氏と親しい。ラスリー氏はバックスの共同オーナーだ。
ラスリー氏は4月、アデトクンボ選手が約50の異なる銀行口座を保有し、各口座が米連邦預金保険公社(FDIC)の補償上限に達していたと明かした。
カラモス・インベストメンツのポートフォリオマネジャーを務めるアンソニー・ターシック氏とジェームス・マッデン氏がこのETFの投資を担当する。両氏はサステナブル投資の初期に先駆的役割を担ったポートフォリオ21インベストメンツの出身。
原題:
NBA Star Giannis Antetokounmpo Lends His Name to Sustainable ETF(抜粋)