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ドラッケンミラー氏、来年にリセッションが起きなければ「驚き」

  • 来年末までの「ハードランディングが当社の中心シナリオ」
  • 株式相場は約10年にわたって今と同様の水準で推移へ-同氏
Stanley Druckenmiller
Stanley Druckenmiller Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

資産家スタンレー・ドラッケンミラー氏は2023年のリセッション(景気後退)を予想しており、その後10年にわたって市場は低迷する可能性があるとみている。

  ドラッケンミラー氏は28日、ニューヨークで開かれたCNBC主催の会議で「来年にリセッションが起きなかったら驚きだ」と発言。「実にひどいものとなる可能性も排除しない」と述べた。同氏はデュケーヌ・ファミリーオフィスを運営する。

Duquesne Family Office CEO Stanley Druckenmiller Interview
スタンレー・ドラッケンミラー氏
Source: Bloomberg

  同氏はリセッションに至る要因として、世界で30兆ドル(約4340兆円)に達した大規模な量的緩和を挙げ、来年末までの「ハードランディングが当社の中心シナリオだ」と語った。

  株式相場は約10年にわたって相対的に今と同様の水準で推移すると、ドラッケンミラー氏は予測。ただし、こうした環境でも稼ぐことは可能だとし、中央銀行に対する不信が強まれば、仮想通貨は恩恵を受ける可能性があるとの見方を示した。

参考記事

最近の米株安、景気後退は確実との警鐘-JPモルガンのモデル示唆

 

原題:

Druckenmiller Says He’ll Be ‘Stunned’ If No Recession Next Year(抜粋)

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