碧桂園、元建て社債保有者の投票期限また延長-現地9月1日午後10時
Bloomberg News-
十分な議論の時間確保するため、1日延長-届け出文書
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支払い3年延長や猶予期間の設定、デフォルト宣言案も議案に追加

The Country Garden Holdings Co. headquarters in Foshan, China.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg中国の不動産開発大手、碧桂園は債券償還に関する複数の提案について、人民元建て社債保有者による投票期限をまた延長した。同社初となるデフォルト(債務不履行)を回避しようと瀬戸際での苦戦が続いている。
ブルームバーグ・ニュースが確認した上海証券取引所への提出文書によると、投票期限は1日遅らせて北京時間9月1日の午後10時(日本時間午後11時)に設定された。社債保有者が議案について議論し決定するための十分な時間を確保するためだという。
9月4日に事実上の償還期限を迎える39億元(約780億円)の社債保有者らは、支払期限を3年延長し、40日の猶予期間を設定するという碧桂園の提案、および一部の社債保有者が求める満期時の全額支払いについて採決する。採決期限は8月25日から31日に延期されていたが、直前に再度延期された。
先に届け出た30日付の文書によれば、ムーディーズによる格下げを受けて、人民元建て社債のデフォルト宣言を求める提案も議案に追加された。
碧桂園に連絡を取ったが、営業時間外でコメントを得られなかった。
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原題:Country Garden Delays Yuan Bondholder Voting Deadline Again(抜粋)
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