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シカゴ連銀総裁、リセッション起こさずにインフレ抑制する軌道にある

シカゴ連銀のグールズビー総裁.

シカゴ連銀のグールズビー総裁.

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

米シカゴ連銀のグールズビー総裁は7日、米金融政策当局はリセッション(景気後退)を引き起こさずに物価の伸びを抑える「黄金の道」を進んでいるとの考えを示した。同日に発表された6月の米雇用統計では労働市場が減速しつつも依然力強いことが示された。

米雇用者数、6月は伸び鈍化-賃金はなお力強い労働市場を示唆 (3)

  グールズビー氏はCNBCとのインタビューで、雇用統計について「より持続可能なペースになりつつある。インフレにとってはこうした動きが必要だ」と発言。「現時点における米金融当局の最優先目標はインフレを押し下げることで、われわれはそれに成功する。リセッションを起こさずにそうすることが勝利となろう。それは『黄金の道』で、その道を進んでいるとの感触を私は持っている」と述べた。

  同氏は7月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げを支持するには至らず、同会合までに精査するべき数週間分のデータがまだあると話した。グールズビー総裁は今年のFOMCで議決権を有している。

原題:Goolsbee Says Fed on Path to Curb Inflation Without Recession(抜粋)

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